2021年01月14日

サッカニー/ランニングシューズ・チャート (相関図) 2021年1月

 サッカニーのカーボンプレート入りシューズ、エンドルフィンプロを購入して以来、サッカニーのシューズにどハマりする事になるのですが、何しろ情報量が少ない。それぞれのシューズが、どういった目的、用途、レベルに当てはまるのか、そもそも、どのような種類があって、どのような構成になっているのか、まるで解らない。メーカーホームページもやたら解りにくいのもあって、自分でチャートを作成する事にしました。

 とは言え、他人の記事をそのままコピー&ペーストするのも面白くないので、メーカーの公式な情報を元に、実際に購入して自分の足で走った結果を踏まえてチャートを構成しています。ので、個人的な偏見が含まれますのでご容赦願います。

 以下、エクセルで表を作成し、PDFに書き換えました。下の3つはJPEGの画像で3ページで構成されていますが、PDFは合計6ページで構成され、メーカーのリンクと面白い記事のリンクを貼り付けていますので、PDFをダウンロードされる事をお勧めします。尚、個人的な閲覧使用のみを可とし、転載、転用は不可と致します。転載はお控えください。一応、気が向いたら今後アップデートする予定です(笑)。

ダウンロード用のPDFのリンクはここから

1of6

2of6
3of6



<サッカニーランニングシューズ・チャートの分類分け>
新商品 エンドルフィン3兄弟
  エンドルフィン・プロ、スピード、シフト
薄底レーシング
  タイプA、ファストウィッチ
中級者・上級者向けトレーニング
  フリーダム、リバティー、キンバラ
初級者・中級者向けトレーニング
  ライド、ガイド、トライアンフ、ハリケーン、オムニ
入門・初級者・学生・買いやすい価格帯
  頭にヴァーサフォームと言う名が前につくもの、ジャズ、エクストル、エシェロン、フレアー、ブレイクスルー、クラリオン、コヒージョン、チョーズン、
トレイルランニングシューズ
  スイッチバック、ペレグリン、エキソダス、マッドリバー、コア、エクスカージョン


<個人的に買って良かった。満足できたシューズ5選>

1)エンドルフィン・プロ (レビューへのリンク)
 ズームXヴェイパーフライネクストに負けず劣らずの高性能厚底カーボンプレートシューズ。むしろ3時間を切らないレベルではこちらの方が良い結果が出ると思われます。流行の流れに乗って、ポンと出した新商品ではありません。アッパー素材、構成、ミッドソール素材、デザイン、アウトソール、全てにおいてサッカニーのこれまでに蓄積されてきたノウハウと技術の結晶である事が、同社、他のシューズと履き比べる事により良く理解ができます。エンドルフィン・スピードであれば更に多くのユーザー対応になると思われます。

2)エンドルフィン・シフト (レビューへのリンク)
 このシューズは、ネット上のレビューでエンドルフィンプロへの”シフト”の意味で語られていましたが、確かにそれもあります。しかしながら本当の意味でのシフト(交代)は、中底、薄底のこれまでの標準的ランニングシューズから、(高クッション、高反発、軽量の)厚底シューズ、更に言うと厚底のスピードロール形状のランニングシューズへのシフトと言う意味の方が強いと思います。エンドルフィンシフトで使われるパワーラン+。クッション性を出しつつ、反発力がある高性能ミッドソールと、4mmドロップによりミッドフットストライクが誘発され、スピードロール形状の効果をより簡単に引き出せるデザイン、幅広いユーザーにジャストフィット(用途が変わってきますが)。エンドルフィン・プロ(スピード)よりもお勧めかも知れません。  

3)フリーダム (レビューへのリンク)
 中・薄底の4mmドロップは、サッカニーのお家芸とも言えるでしょう。ISOが加われば尚更です。ウエット感溢れるミッド・アウトソールは独特で唯一無二と言えます。速く走る気もないのに、どんどん加速を助長するドラッグ的な危険なシューズですが、その跳ね方は爽快そのものです。

4)ファストウィッチ (レビューへのリンク)
 昔の薄底高反発タイプですが、とにかく速い。特にトラックでのポイント練習にはお勧めです。4mmドロップでよりミッドフットからフォアフット着地になります。色によっては、お買い得価格もあります。

5)キンバラ  (レビューへのリンク)
 非常に軽い。実際の重量よりも軽く感じます。着地はソフト。サッカニーのラインナップでも1位2位を争うソフト感。4mmドロップでそれほど反発も無いので、トレーニングシューズとしては、非常に優秀です。が、長距離だと、そのソールの柔らかさが裏目に出て疲れやすいので、ローテーションでの使用が良いでしょう。



サッカニーランニングシューズを選ぶポイント

 サッカニーランニングシューズは、国内では基本的にABCマートさんで買う事になります。在庫の種類、サイズも豊富ですので、ABCさん以外で買うのはやめた方がいいでしょう。但し店頭在庫は、種類もサイズも限られますので、ABCのオンラインで買って、店頭受け渡しを強くお勧めします。なぜならば、店頭受け渡しの場合必ず試着させてもらえますので、後日取り寄せになりますがサイズ交換が可能です。エンドルフィンプロとかサイズにより在庫が無いものはしょうがないと思いますが。

<サイズ感>
 私の場合、だいたい28㎝です。サッカニーのランニングシューズは、メーカーホームページは、これは大きめですとか、小さめですとか書いてありますが、今までは全部28cmでした。キンバラだけが少し小さいかな?と思ったのですが、実際に走ってみると逆に甲の部分が緩いくらいでした。サイズに関してはN社はバラバラですし、A社もバラバラ。本当にユーザー泣かせですが、サッカニーと、ブルックスだけは、全部28cmです。あ、モントレイルもそうでした。本当、各メーカーさん、オンラインショッピングが主流になりつつあるので、このサイズ感だけは、統一して頂きたいものです。

<オフセット(ドロップ差)>
 サッカニーの特徴と言いますか、自信を持って提供しているのが4mmドロップと言う、カカトとつま先の高低差が少ないミッドソールです。ドロップ差が大きいほど、前のめりになりますのでスピードが出ると言われていますが、構造上どうしてもカカトが先に着地してしまうと言う点があります。逆にフラットの場合、素足に近い感覚でのナチュラルな着地、よりフォアフット、ミッドフットストライクでの着地になります。双方ともに一長一短がありますが、4mmと言うのはフラットに近いけど絶妙なドロップ差があると言うところではないでしょうか。是非、試しにこの4mmドロップに挑戦して頂きたいものです。

<ISOと言うアッパー構造>
 サッカニーランニングシューズのもう一つの大きな特徴は、ISOと言うソックスを履いているような心地よい構造のアッパーがあります。簡単に言うとシューレース(靴ひも)があるのですが、局部的に圧がかかって痛くならないと言うか、足の甲の全体に圧が均一に分散されるので、靴をはいてないんじゃないか?足の一部に同化してしまったのではないか?と思わせるほどの心地よさがあります。なのでISOがラインナップされている場合、そちらの方を強くお勧めします。

<豊富なミッドソール、アウトソール素材>
 最新は、エンドルフィンプロ、スピードに使用されている、パワーランPB、エンドルフィンシフトや他主力製品には、パワーラン+、一つ前はエバラン、他、EVAの様々な素材、これらの素材の組み合わせと、ドロップ差で、それぞれの商品の特徴づけ、差が出ています。エンドルフィン3兄弟を除いては、パワーラン+のフルレングスが最上位になります。私はパワーランのフルレングスはエンドルフィンシフトでしか解りませんが、エバランのネチネチ感も嫌いではありません。チャート表を参考に物色してみてください。

<トレランシューズ、普段履き、カジュアル他> 
 トレランシューズもいくつかのラインアップがあります。それとは別にウォーキング兼用、普段履き兼用のランニングシューズも沢山あります。ABCさんの店頭にあるのは、どちらかと言うと、入門、普段履きウォーキング兼用、学生さんでも買いやすい価格帯が主力のような気がします。また、カジュアルスニーカーも豊富で、この辺はニューバランスに似てますね。とにかく選択の幅がかなりありますので、用途に合ったベストフィットの靴が見つかると思います。



PDFのリンク先をここに貼り付けておきます。






2021年01月13日

サッカニー/ファストウイッチ9 レビュー トラックで閾値走してきました

 先に言っておきますが、この靴のこの色は、ABCで今が買いです。最新の型でこの色だけ¥4,389-他の色は11,000円。なんでだろ~??この色、格好いいのにね。

 この靴がいかに優れているのかは、週末に行った佐倉陸友会の練習、2000mx4本のインターバルで、キンバラ、フリーダム、ファストウィッチ、エンドルフィン・プロの4足を比較して良く解りました。キンバラ、フリーダムではこの靴に勝てません。

 とにかく、トラックとの相性が良い。舗装路は走ってないから、なんとも言えない(笑)!でも、舗装路は走りたくありません。もう厚底とか中底に慣れてしまうと、超薄底で舗装路走りたくないんですよね。と言うか、中底、厚底でも舗装路はできるだけ走りたくないので、最近のクロスカントリー率は半端ないです(笑)。こんな薄底で舗装路走ったら、赤血球は破壊され続けるし、最近右足のカカト付近がなんか衝撃で痛いし、そんな訳で、トラックだけのレビューですいません。

IMG_20210113_231650643

IMG_20210113_231656404


ファストウイッチ9
重量:190g
オフセット :4mm  (18mm-14mm)
構造:
アッパー : Engineered air mesh
ミッドソール:The lightweight SSL
アウトソール:PWR TRAC


このシューズの特徴
① サッカニーのお家芸 4mmドロップの薄底シューズ 18mm-14mm
② 190gの超軽量シューズ、カテゴリーはレース用。ソーティーみたいのがあって(タイプA9)、その次だから、まさにターサージールみたいな靴。ちなみにターサージールは、12mmのオフセットで160g、25mm-13mmであるからして、やっぱり多少の古さは感じますね。
③ 薄底ではあるが、抜群の反発力を兼ね備えている。
④ 個人的相性で、舗装路よりもトラックで最大の威力を発揮する。



 ある意味、安かったのが買った理由で、全く期待していなかったんですよね。良くてただのハイペリオン程度じゃないか?って。良いシューズですけどね、ただのハイペリオン。それで履いて走ってみたら、もう驚きました。まぁ普通に走っているつもりなんですけど、かなり速く走れているんですよね。

 今までのサッカニーのランニングシューズのレビューで、オフセットがどうだ、ミッドソールがどうだ、構造がどうだこうだ、うんちく並べましたけど、このファストウィッチだけは、なんで速く走れるのか良く解りません(笑)。「要するに速く走れりゃいいんでしょ?」と言う感じです。理屈なしで。

IMG_20210113_231750338
ちょっと小さ目かな?と思いましたが、走ると問題ありませんでした。さすがに必要最低限以外のものは削ぎ落されているので、ラグジュアリー感はありません。でも写真を見ると、履き口パットなんかけっこうしっかり作られていますね。

IMG_20210113_231724815
 4mmドロップなので、ミッドフットからフォアフット寄りに着地しますね。そこからのドロップは無いので自分で前にもっていかないと進まない感じで、前傾を意識したり、ピッチを早めたり、そういう努力が好結果につながるのかも?



 最近、キンドルで松本翔さんの東大式を改めて読み、8000m+1000mを、真似してやってみようかと数回トライしたのですが、どうしても3000mで止まってしまうのです。昨年の11月からず~っとこんな感じで、閾値走をしたくても、何回やっても3000mで止まっていました。

 そこで発想を変え、6000m+1000mに変更。閾値走って20分以上を目安にだから、まぁギリギリでも効果あるでしょ!と言う事で一気にハードルを下げてみました。今日は、佐倉市岩名の小出義雄記念陸上競技場のナイターで、その6000m+1000mの閾値走に挑戦しました。


Screenshot_20210113-205055

 今シーズン、閾値走に初めて成功。3000mで止まるどころか、そこから上げられました。てか、なんでこんな速く走れたのかが、自分でも不明。①時計がぶっ壊れていたか ②ファストウィッチ9が本当に早く走れるのか ③最近の練習で、私の走力が仕上がってしまったのか?
良く解りませんが、ファストウィッチ9でなければ、こんなに早くは走れなかったと思います。エンドルフィン・プロはあれは、反則なので対象外。

 本当にこの靴と出会えて良かったです。



2021年01月12日

サッカニー/ハリケーンISO4・レビュー 冷たい雨

 サッカニーのランニングシューズを色々調べて何種類か履いてみますと、どうしても外せないシューズがあります。それはトライアンフもしくはハリケーンです。数少ないレビューがありますが、どれも絶賛しています。トライアンフの最新版は高くて手が出ないので、ヤフオクで調べていたら、新品のハリケーンISO4を安く入手する事ができました。こちらはABCでも既に販売終了になっているやや古い型です。

IMG_20210112_121301940

IMG_20210112_121324150


 昨夜は、ようやくハリケーンISO4を履いてジョギングができると、ウキウキしていましたが、運悪く雨でした。天気予報では夜遅くにやむと言うので、時間つぶしに以前から欲しかったワークマンのメリノウールの手袋を思い出し、ワークマンに寄りました。雨が降っていたので、思わずレインウエアを買いそうになりましたが、そこは何とか思いとどまりました。家にカッパ沢山あるので(笑)。それと7分丈のレギンスが売っていたので購入。耳当てがあるビーニータイプのモコモコの帽子もランニング用に買いました。

 話がそれました。結局ジムに到着しても雨は止まず、小雨の中を走る事になりました。一通り代表的なサッカニーのランニングシューズを履いてきて、最後の最後、トリを飾るのがこのハリケーン、期待で胸が高鳴ります。私が想像と言うか、期待していた走りは、ブルックスのグリセリンやアドレナリンのようなモコモコ、フワフワなラグジュアリーか、トランセンドのような重厚感なのか、もしくはアシックスのゲルカヤノのような近未来チックなハイテクシューズか、とにかく楽しみ。

 今現在、40kmを超すロング走を走る時は、迷わずブルックスのグリセリンかアドレナリンを選択していますが、さすがに両方とも500km以上は走っているので、外見上はすごく新しいのですがミッドソールがややヘタってきた感はあります。というわけで、選手交代で今後はエンドルフィンシフトと、このハリケーンISO4の2本体制でいくことにしました。

 
 んが、

足を入れてみて、「ん?」おかしいぞ?と。
期待していたミッドソールの肉厚感が無くて、ペタペタ。ん~、まぁ走ってみれば、また激変するだろう。と走ってみる。

 クッション無いし、これは薄底シューズか?なんか硬いし。しかも、妙にプロネーションガイドサポートが効きまくって、抜けは内側には抜けないけど、今度やたら外から入りやすくなってるし。ガイドの硬さがミッドソールの柔らかさの邪魔をしている感じ?このサポートはちょっと無いな。しかもアッパーのメッシュ素材が効きすぎて、やたらスースーして寒いし。

IMG_20210112_121242860
 
 ペースは5分30秒から上げられないし、上げようとおもう意思が湧かない。それよりも、ワークマンのメリノウールの手袋がなんでこんなに暖かいのかがすごく不思議で、7分丈のレギンスも、今まで履いてきたどの有名メーカーよりも太もものコンプレッション効いてて最高だし、ビーニーめっちゃくちゃ暖かい。なんで今まで買わなかったのかと後悔。もう靴から頭が離れてそっちに気が移ってしまっているし。

 途中、上げるどころか、つらくなって何度も歩いてしまいました。もっと気力体力ともに充実した日で、かつ天候に恵まれれば多少違うのかもしれないけど、この靴は普段ばきになりと思うけど、このカラーリングでは普段履きでも少し勇気がいるな~と思いました。

IMG_20210112_121250496

 思ったのは、このシューズは決して初心者とか、フル完走狙いとか、そういうレベル方が履きこなせるシューズでは無い事。藤原商会の藤原さんがトライアンフをデイリートレーニングで使用していると言うのが何となく解ったような。解らないけど(笑)。

 色々とサッカニーのシューズを買い求めて、履き比べてみて、「ライドとガイド」、「トライアンフとハリケーン」、この層がサッカニーは弱い。ブルックスで言う、ゴースト、グリセリン、アドレナリン、トランセンド辺りが競走相手になってくると思いますが、この層にブルックスはDNA-LOFTと言うミッドソールで揃えてきてますが、そっちの方が数倍良い。本当に。初めてDNA-LOFTをグリセリンで履いた時なんか、思わず笑顔になってしまったくらい良い。

 そう考えると、今回の新商品、サッカニーのエンドルフィンシフトと言うのはこの、フルマラソン完走、5時間以内の顧客層をつかむ、起死回生の一発のような気がしてなりません。エンドルフィンシフトであれば、ゴースト、グリセリン、アドレナリンに絶対に負けないですね。これ本当の話。そもそも時代が厚底シューズ、スピードロール(メタロッカー)形状ですので。

 それか、ちょっと私は注目していなかったのですが、ヴァーサフォームシリーズとか、オムニを含めた、エシェロン、フレアー、ブレイクスルー、クラリオン、コヒージョン、チョーズン、この辺りがフルマラソン完走、5時間以内の顧客層に当てはまるのかも知れません。


IMG_20210112_121350040







2021年01月11日

サッカニー/フリーダムISO・レビュー 気温0度の夜間ジョグでも跳ねる跳ねる

 サッカニーエンドルフィンプロを購入して以来、サッカニーのランニングシューズにドはまりしております。
 近日中、一通りの代表的なシューズを自分の足で実際に走った後、サッカニーランニングシューズの相関図、チャートを掲載しようと考えております。ネットではそういった情報が一切見当たりませんので。
 今回は、羊の皮を被ったオオカミとでも言いましょうか、とんでもなくポテンシャルの高いランニングシューズ、フリーダムのレビューを綴りたいと思います。

IMG_20210105_203558998

IMG_20210105_203616853



フリーダム ISO
重量 : 258g
オフセット : 4mm  (22mm-18mm)
アッパー : ISO fit
ミッドソール上層:EVERUN エバラン
ミッドソール下層:EVERUN エバラン フルレングス
アウトソール:TRI-FLEX


この靴の特徴
① アッパーにISOfitを取り入れ履き心地が良い
② ミッドソールはエバランフルレングスでサッカニーの中では高級仕様
③ お家芸の4mmドロップで、22-18mmの今となっては薄底の部類
④ 258gでやや軽量
⑤ ガイドサポートが無い。ガイドサポート有りは"リバティー"


<レビュー・インプレッション>

 同時に何種類かのサッカニーのランニングシューズを履き比べると、このシューズの特徴が顕著に浮かび上がってきます。マッチングするレベル層はどういう層でしょうか。ポイント練習ではない、普段のジョギングのペースが5分30秒より速い人が対象のように思えます。

 サッカニーは、ライドとガイド、トライアンフとハリケーンが、プロネーションガイドサポートの有る無しで対になっていますが、今回レビューをしているフリーダム(リバティー)と、キンバラも、ある意味で対になっていると思います。互いに重量は200g前半(ISOではない)、オフセットは4mm、平均して2cm程度の薄底です。但し、ミッドソールの材質の違いから、それぞれ唯一無二の全く違うシューズに仕上がっています。私はキンバラを極左、このフリーダムが極右と考えています。深い意味はありません。舗装道路での着地と離地の感触が、キンバラはパッサパサの乾燥肌、フリーダムは乳液つけすぎのベッタベタと言ったところでしょうか。

 あくまで履き比べをしてと言う条件付きですが、この靴に足を通した瞬間、何かチョコムースのような、焼いたマシュマロの上と言うか、すごく不安定なドロっとしたゴムの上に足を置いた気分になります。それぐらいミッドソールが柔らかいです。そして写真にあるように、透明なアウトソールはゴム質が柔らかく、しっとりとしたウエット感を演出します。

 昨夜は雪が降るだなんだ言っていたので、たぶん外気温は0度ぐらいでした。それでもソールがブヨブヨします。実はこれはもの凄い事でして、普通ゴムは寒いとカチカチに硬くなります。例えば、ブルックスのレビテイト、ベドラム、リコシェのDNA-AMP系のミッドソールの場合、私が冬にレビテイトを履きたくない理由として、AMPの構造上、柔らかくて弾力のあるミッドソール素材の周り、内圧が逃げない硬い素材で囲いを作っています。これが冬になると凄く硬くなる。コツコツ鳴らしながら走るので、なんとなくクッションも無いので、ローンチで走ってしまいます。なので、冬でもこれだけの柔らかさを保つフリーダムに使用されているエバランフルレングスは本当に凄いとしか言いようがありません。トレランシューズのスイッチバックISOも、エバランフルレングスなのですが、流石に芝や土の上だと、舗装路ほどの柔らかさは出てきません。

IMG_20210105_203705009

 ペースで言うキロ7分とか、6分半で走り始めますと、ミッドソールが焼いたマシュマロみたいにやたらブヨブヨして、足と地面との間にトルクが発生するかのような錯覚に包まれます。変なシューズ買ったなぁ~と、半ばあきらめと言うか、後悔の念が湧くのですが、ところがどっこい、キロ5分ぐらいのペースまで上げると「同じ靴か?」と疑うほど、一気に豹変します。

 とにかく跳ねる。しかも、左右にブレず跳ねて欲しい方向にしか跳ねない。とにかくポンポン跳ねるので、無意識でスピードが上がる。昨夜は5分ちょうどのペースで走るつもりが、時計を見たら4分30秒が出ていた。と言うのが何回もありました。舗装路においては、それぐらい速く走れます。

 加えて言えば、やや薄底の4mmドロップと言うのがとっても気持ちいい。誰でもミッドフットストライクになれる。と言うか、その構造上ヒールストライクでは無くなります。そこにきてフラットソールなので、つま先寄りにも十分なクッションが残っているので、気持ちよく跳ねていく。と言う結果になります。

 そう思うと、これだけミッドソールが柔らかくても、22-18mmのソールの厚みであれば、よほどの事が無い限り、プロネーションガイドサポートは不要。つくづく思うのが昨今の厚底シューズの事。やはり、厚底シューズと言うのは、単なる結果論であり、もともとの始まりはPEBAXのトウゴマから絞られるヒマシ油から作られるやたらと跳ねるミッドソール用の素材から始まったのが解ります。この素材のポテンシャルを最大限に発揮させるには、ある程度の厚みが絶対条件となった。でも、プヨプヨの厚底のシューズだと、歩くのもままならない、走って跳ねたところで、前後左右、好きなところに跳ねてしまう。そこで、プロネーションガイドサポートのような跳ねて欲しい方向に跳ねさせるお助け的な物が必要になる。しかし、靴底にシャンク1枚入れたところで全く効果が無いので、背骨のように何かのプレートをど真ん中にやや斜めに挿入した。カーボンだと軽いし、かなりイメージも良いので。と言ったところではないだろうか。アディダス最新のアディオスプロを見て頂くと解ると思いますが、あのシューズはカーボンの1枚プレートでは無く、人の足の骨格みたいな筋が5本入っています。が、知る人は知る。あの骨格タイプは決して新しくは無く、イノヴェイトのトレランシューズのシャンクのある1つのパターンとして、かなり昔から存在していました(リンク)。イノヴェイトのその骨格型シャンクは、当然跳ねさせるものでは無く、プロネーションガイドサポートと、突き刺さる、当たるものからの保護、硬さによる疲労軽減、など、シャンクそのものの役割です。


IMG_20210105_203627184

 話がそれました。この手のスピードシューズと言うのは、アッパーに関して言うと、軽量化をはかる為に、可能な限りそぎ落とすと言うのが常識で、アディダスのこのクラスのシューズの内側を見ると、本当にガッカリするのですが、フリーダムISOは違います。ISOの技術でとにかく足の甲の部分が気持ちが良い。普通のフリーダムか、ISOかの選択でしたら、私はISOを強くお勧めします。これは本当に気持ちが良くて、走っている瞬間に、何度も足の皮の一部になったのでは?と言う錯覚がします。ヒールの履き口パッドも、ややラグジュアリー感がでていて、アッパーは高級セダン、エンジンと足周りはスポーツカーみたいな、その不釣り合いも個人的には大好きです。

IMG_20210105_203549428


 個人的には、通常ジョグでエバラン、舗装路のインターバルや坂ダッシュで、このフリーダムの使用を考えていましたが、通常のジョグでフリーダムの方がよさそうです。けっこうルンルンでスピードが出るので、脚力アップになると思います。但し、人間、靴を変えただけで足が速くなるハズが無いので、昨日もそうだったのですが、後半になると飛ばした疲労で、スピードもやる気もガタっと落ちます。なので、15km, 20kmをダラダラ走る靴では無いので、8km-11kmの間を、サっと走って疲労からガタっと落ちる前に上がってしまう。そういう使い方がベストなんじゃないかな?と思いました。




2021年01月10日

サッカニー/スピード系4種 トラックのインターバルで履き比べをしました


 今日は私が大好きな佐倉陸友会の新年の練習はじめでした。場所は小出義雄記念陸上競技場(全天候型)、内容は2000mx4本です。これは願ってもないチャンスと、サッカニーのスピード系ランニングシューズ4種類を履き比べました。

 走った順番は、①キンバラ10、②フリーダムISO、③ファストウイッチ9、④エンドルフィンプロです。下の写真で言うと、右から左にかけて走りました。
fotor_1610269429482

①キンバラ10
驚きました。このシューズはトラックに合いますね。パサパサしたドライな着地が妙に気持ちいいですね。ただでさえ物凄い軽いのに、更に軽く感じます。時計をみずにスタートしたら、知らずに3分30秒まで上がってました。当然すぐに落ちてきたのですが、けっこう粘れました。このキンバラの路面を選ばず、何処でも走破してしまう4WD的な応用力の高さに驚き、嬉しい想定外の結果でした。


②フリーダムISO
後でこのシューズだけのレビューを書く予定ですが、舗装路においてジョグペースではどちらかと言うとぐらぐらボヨンボヨンして走りにくいのですが、ペースで4分台で走ると豹変して行きたい方向に素直にバンバン跳ねる物凄いポテンシャルの高いシューズです。なのでトラックも無敵と思ったらずっこけました(笑)! 😁 ミッドソールのクッションとトラックの相性がめちゃくちゃ悪い。お互い効果を打ち消している感じで、スピードも上がりませんでした。もうこもシューズではトラックは走りません(笑)! 😁


Screenshot_20210110-182108

③ファストウイッチ9
期待していた通り、トラックにはベスト。トラックの中長距離のレースでも十分使えます。キンバラが合うとか書きましたが、そういうレベルでは無く、完全に用途が一致すると言うか、似たようなシューズはターサージールとか、ただのハイペリオンレベルですけど、ファストウイッチの方がトラックでは走りやすいと思います。なにしろ軽い。で、パンパン跳ねるから前に出る。気付かないうちにスピードが上がってる感じです。これで私のトラック練習のシューズは決定です。トラック用のエースに昇格。私のターサージール、ただのハイペリオン、ターサージャパンはお蔵入り、タンスの肥やし、これまでご苦労様でした。みたいな感じです。

④エンドルフィンプロ
これは、ルール違反ですね。ナイキのズームXヴェイパーネクスト%がトラックで禁止になった理由が今ようやく解った!という感じです。下の図を見て、2000の4本目なんて、明らかに力尽きて絶対に落ちるパターンなのに、上がってますよ。いきなり最初の100mで、自分の脚力以外の別のものの力を借りて押し進んでいるのがよくわかりました。4種類比較しているので尚更よくわかります。エンドルフィンプロのミッドソール、パワーランPBと言うのは恐ろしくポテンシャルの高い素材ですね。
 そして絶対に言える事は、このシューズで練習なんかしないほうが良い。本番だけに取っておかないと、靴の能力に頼ってしまい、脚力が育たない。そういう意味でも、トラック練習はせいぜいファストウイッチで止めておいた方が良いです。ファストウイッチだって十分過ぎるぐらいポテンシャルが高いシューズです。

Screenshot_20210110-182349

fotor_1610269307680
 つなぎの400mジョグの合間に、履き替え競争みたいに履き替えましたが、改めてサッカニーの靴は履きやすい。一発で決まります。共通していえるのが、シューレースがどれも最高。日本の某メーカーさんなんか見習った方がいいですよ。


fotor_1610269364385



2021年01月09日

サッカニー/エンドルフィンシフト・レビュー 初詣ラン35kmを走ってきた

 今期、次々とフルマラソンの大会が中止になっていく中、秘かに照準を絞っているのが3月14日に予定している茨城鹿行ウルトラマラソン100kmです。そのウルトラマラソン用でベストのシューズを探している中「遂に見つけた!これしかないでしょ!」と言う出会いで購入したのが、サッカニーのエンドルフィン・シフトです。

IMG_20210101_211740071

 購入して暫くたちましたが(ほかに履く靴が山ほどあるので(笑))、今日、初おろしで成田山新勝寺までお往復35キロの新春初詣、エンジョイランに行ってきました。

 
エンドルフィン・シフト
重量:286g
オフセット :4mm  (38mm-34mm)
構造:FORMFIT構造
アッパー : Race dry-fit っぽいのをダブルにして非常に当たりが柔らかい
ミッドソール:PWRRUN+硬めセッティング
アウトソール:不明

IMG_20210101_211712683

 私、にわかサッカニーファンで、生粋のサッカニーファンではありません。しかしながら、エンドルフィン・プロ(パワーランPB)でサッカニーに惚れ込んで、エンドルフィン・シフト(パラーラン+)、ライドISO(エバラン&パワーフォーム)、スイッチバックISO(エバランfull)、キンバラ10(エバラン&EVA+)、フリーダムISO2(エバランfull)、ファストウィッチ9(SSL)、ハリケーンISO4(エバランfull)を、自費で購入して比較を行っております。

 結論から申しますと、このエンドルフィン・シフトがトータルバランスで一番優れていると思います。ものすごく買って良かったと、大変満足しています。例えて言うのであればなんでしょう。野球でもサッカーでも、オーケストラでも何でも良いのですが、これまでは個別のスーパープレーヤーがいたとします。15勝ピッチャーがいて、3割を打つバッターがいて、それはそれで見てて素晴らしく良いのですが、しょせんは個人プレーの範囲。このエンドルフィン・シフトは、名監督、名コーチ、名マエストロが突然現れ、バラバラだった超一流プレーヤーを一つにまとめ上げた。そんなシューズだと思います。完成度からいうと、エンドルフィン・プロよりも上かと思います。

 このシューズの特徴
① ドロップ差の少ない4mmで厚底(38/34mm)で、つま先がスピードロール形状
② 最新のミッドソール素材、パワーランプラスをやや硬めにセッティングしてある。
③ ヒールカップがしっかりして、靴底はヒール側、トゥー側ともに面積が広く安定性がある。
④ サッカニーのこれまで培われてきた最新の技術が惜しげもなく全て投入されている。


 走り始めて良く解ったのが、4mmドロップの素晴らしさです。エンドルフィン3兄弟はすべてスピードロール形状で、ホカで言うメタロッカーです。以前から私は非常に疑問に思っていたのですが、このスピードロール形状、メタロッカー形状に合う走り方って何でしょうか?ネットで探してもまず出てきません。よく言われるのが「転がるように走るので効率が良い」。転がるように走る?転がるように走るって何?わかりませんよね。

 転がるように走るって、ヒールから着地して、ロッキングチェアーのように中央に移動して、つま先がコロンと倒れて、足が離れていくこと??? あえてここにYoutubeとか貼りませんけど、速い人でそんな人いないですよ。早い人になればなるほど、つま先寄りで着地して、その瞬間に離地が始まっています。コロンと転がす余裕のある人なんか居ません。まぁ100歩譲って私レベルでカカトから入ったとしても、コロンと倒れるまで足が離れるのを我慢するかと言うと、そんなの絶対にありえないと言うか、0.01秒でも早く離地して次の1歩を出したいと言うのが実際の話です。

 私は何が言いたいのか?4mmドロップと、スピードロールは非常に相性が良いのです。例えば、10mmドロップであろうが、12mmドロップであろうが、逆に4mmでも0mmでも、着地の自分の素足の侵入角度、着陸の角度は全く同じなのです。てことはですよ。10mm,12mmの場合は、カカトから先に着く可能性が高い。カカトが出っ張っているので。逆に4mm,0mmは、中央寄り、つま先寄りで着地をする可能性が高い。カカトの出っ張りが無いので。今までのような薄底なら10mm,12mmでもレスポンスが速いからそこから急激につま先が下がってスピードを生んでいたけど、厚底の柔らかいソールで10mm、12mmのドロップがあると、つま先に到達する前に離地が始まるからその形状を活かしきれない。例えばズームXヴェイパーフライネクスト%は8mmドロップ、その前のヴェイパー4%が12mmドロップ。フォアフットの人しか使いこなせないと言う理由がそこにある訳です。エンドルフィン・シフトはサッカニーのお家芸の4mmドロップ。4mmドロップを知り尽くしているのです。ですので、私のようなヘボのヒールストライカーでも、不思議とミッドフットストライク着地になって、よりつま先寄りで着地ができて、スピードロールの恩恵をあずかる事が可能になるのです。


IMG_20210109_221757281

 初期のヴェイパーフライ4%や、そのフライニットを悪く言う気は毛頭ありませんが、12mmのドロップで、あのマシュマロみたいな何処に跳ねるか解らないミッドソール、前(エンドルフィンプロ)の記事で、自論としてカーボンプレートはそれ自体が体重を押し上げるのではなく、あくまでレールと言うかミッドソール素材が、こう跳ねあがるべきと指示する道しるべ、ガイド役に過ぎないと言いました。しかし、そのガイド役でさえ、支点が固定されていないと全く意味をなさない。普通に考えて、プラスティックの30cmの定規でも良いのですが、それを使ってしならせてバチンと叩くには、支点をしっかりと固定するか動かないように持っていないと不可能です。カーボンプレートで言う、支点をしっかりと言うのはフォアフットストライクであり、ミッドフットストライク。できるだけカーボンプレートのつま先寄りに先に着地して固定させなければなりません。そこに12mmのドロップを加えると、ヒールストライクの人間が触れる代物では無いというか、カーボンプレートのヒール寄りを支点にしてしまう。さらに言うと、軽量化を図るためにそぎ落としたペラッペラのヒール。5km,10kmならまだしも、42kmに到達する前に物凄い疲労が足に襲い掛かると思います。

 話がそれました。エンドルフィン・シフトのカカトは秀逸です。見るからにしっかりとしたヒールカップ。サッカニーのヒールカップの特徴は、パカっとそこにハマるだけじゃなくて、カカトの左右から絞める技術があるんですよね。これは他のメーカーには見られない技術で、かなりカカトがしっかりと収まります。これはその分重くなるので、重量の数値だけ見るとマイナスに見えるのですが、しっかりとカカトが決まる恩恵はすさまじく、距離が長くなれば長くなるほど、著しい効果が表れます。上級者がこぞってアシックスのヒールカップを褒め称えるのは、そういうところに所以します。
IMG_20210101_211211744


 アッパーに関して言うと、エンドルフィン・プロに使われているレースドライフットのような高級素材が2枚重ねで使用されています。シュータンはISOの技術で、なにか柔らかい包まれているかのような優しさに溢れた包まれ方です。これまで沢山のメーカーのシューズを履いてきましたが、サッカニーのアッパーの技術に勝るメーカーは無いです。断言できます。ブルックスも、最近、あまり大好きでなくなった理由は実はアッパーにあって、アシックスもそうなんですけど、最近は全部3D裁断と言う技術で、1枚もので立体感を出す。要は昔みたいに継ぎ接ぎしなくても、1枚で立体を出せますよ!と言う新しい技術なのですが、なんだか硬いし、パコパコしてぴったり密着しないし、だったら、昔のパーツパーツで継ぎ接ぎしたほうがよっぽどいいんじゃないの?と思うのですが、そういう人っているんじゃないですかね?
 サッカニーは技術なんでしょうね~。その違和感、硬い、パコパコ感が全くありません。このエンドルフィン・シフトはその中でも最高の技術で、走り始めて8キロぐらいかな?1キロ5分10秒くらいのペースで走った時、アッパーが、自分の足の皮になったかと思いましたよ。一瞬でしたけど。それぐらい凄いです。
IMG_20210101_210522137


 ミッドソールについて語りますと、パワーランプラスの固めのセッティングは厚底ソールにはベストなチューニングだと思われます。ちなみに、パワーランPBは履いてますけど、パワーラン+の普通の固さのフルレングスのシューズは履いた事が無いので良く解りません。

 エンドルフィン・シフトのミッドソールは、極左でもなく、極右でもなく、真ん中です。やっとか!と言う感じです。例えばライドにしても、キンバラも、フリーダムも、癖が強いから他のメーカーの対抗馬が出しにくいと言うか、唯一無二が多すぎ(笑)。そういうのが好きな人にはたまらない魅力なのですが、エンドルフィン・シフトは、誰にでも愛される中性的でなおかつ優秀。クッションがあって、なおかつ跳ねる。この跳ねると言うのがとっても重要で、バンバン跳ねる。特に5分~5分20秒ぐらいのペース。気持ちよく跳ねますね。だからウルトラマラソンが心配です。5分40秒ぐらいで走りたいのですが、自然と5分10秒ぐらいまで上がって、自滅しそうです(笑)。

IMG_20210101_211047942

IMG_20210101_211112801

IMG_20210101_211155004

 唯一、心配になったのは、やはり厚底で重心が高くなるので左右のぐらつきに弱いのはどうしようもない。他のメーカーでも同じ。どうしてもオーバープロネーション寄りに入ってしまいますね。そこは気を付けないといけない点かも。そういう意味でも、この適度な硬さがシャンクやガイドサポートの役割を兼任しているようにも思えます。

 このシューズは、すべてのレベルの人に合うと思います。例えばサブ3前後の人は、長距離走に使えますし、ミッドフット、フォアフットの練習にもなる。ウルトラマラソンのレースでも使える。スピードロールへの慣れにもなる。サブ4前後の方には、レースでも当然使えますし、日々の練習のジョグ、速めのジョグでも使えます。ポイント練習でも使えます。サブ5前後の方には、ポイント練習で使えますし、レースでも全くオーバースペックではありません。

 本当に素晴らしいシューズですが、男性用でsize9で、280gあります。今日は35キロの後半、足が重くなってから、この重さがズッシリ来ました。まぁこればっかりは何とも言えないですよね。軽さを取って疲労軽減を考えるか、もしくはヒールカップのしっかり感、アッパーの快適感、柔らかすぎないミッドソール、それらの高性能で疲労軽減を考えるか、両方は手に入れられませんから選択だと思います。



 先に宗吾霊堂に寄りました。気温は低いのですが、日が出ていたので快適なランニングでした。
IMG_20210109_115213104_HDR


 宗吾霊堂にほとんど人がいなかったので、成田山もいないかな~と思いましたが、やはり全然いませんでした。成田山と言えば、その昔、今から40年ぐらい前は正月と言えば、その参道はものすごい凄まじい人の数で、親の手を放そうものなら一発で迷子になる勢いがありました。そして参道の至る所でキリスト教の白地に赤文字の勧誘の看板があって、なんだか拡声器で騒いでて、正門の前では戦争で手足を失った帰還兵が楽器を演奏していたり(ベトナムと混同してるかな?)、本堂に近づくにつれて大混雑、大行列で全く進まず、幼い子供にとっては恐怖の行進の思い出しか無いのですが、今は参道もすっかり変わって、明るい雰囲気になりましたね。コロナの影響ですけど、1月10日でこんなに空いてる成田山は生まれて初めてでした。

IMG_20210109_125711778_HDR


IMG_20210109_131327616_HDR

皆様に幸あれ



2021年01月08日

サッカニー/キンバラ10・レビュー 近所をジョギングしてみた

 サッカニー探求の旅は始まったばかりです。最新のエンドルフィンプロ、エドルフィンシフトを購入後、サッカニーに興味がわき、ブルックスおじさんは一時休止。サッカニーのライド、スイッチバックに続いて、サッカニーの代名詞とも言える?キンバラを購入。ただし購入したのは1つ前のキンバラ10。ABCで徹底席に比較した結果、最新の11と10とでは、あまり差が無い事がわかり、価格的に買い易い10にしました。以下、レビューになります。

IMG_20210105_203311455

キンバラ10
重量:221g
オフセット : 4mm  (23mm-19mm)
構造:FORMFIT構造(詳しくはここ)
アッパー :
ミッドソール上層:EVERUN エバラン
ミッドソール下層:EVA+
アウトソール:XT-900ほぼ無し


この靴の特徴
① 薄底ソールで4mmドロップ
② ものすごく軽い
③ 素晴らしくソフトな着地




 このキンバラ10と言うのはサッカニージャパンも力を入れて販売したかったのか、広告記事が他と比べて多かったです。サッカニーのランニングシューズのラインアップで、キンバラだけは異質で、プロネーションガイドサポートのヴァージョンがありません。その誕生を知れば納得できるかもしれません。

 この靴の特徴を見るだけで、一昔前のBorn to runのナチュラルランニングの大ブームに乗って、流行に乗り遅れまいと、トレンドに乗って誕生したシューズかと思いきや、実際にはトライアスロンのサッカニー契約選手のトライアスロンの長距離で走れるシューズの要望により誕生したシューズらしいです。ただ単にフラットで軽ければ良いだけでもだめで、かと言って厚くてもだめ。で、4mmドロップが誕生したらしい。とはいえ2008年の話。その後のBorn to runの流れでアップデートを繰り返してきたのではないでしょうか?


 店舗受け取りの際、このキンバラだけが、え?小さい!と思いました。すこし小さ目につかられているみたいです。そこで色違いで在庫があった、1つ上の10.5のサイズを持ってきてもらいましたが、今度は大きすぎる。なので、少し小さ目を我慢して持ち帰る事にしました。

 走り始めると、気になっていたつま先の当たりは全くなく、逆に甲の部分は横幅も十分にあり、やや余裕があるようにすら感じました。中央部分は薄くて伸縮性の高いシューレースで自由に絞められます。ヒール部分は、固定させるようなパッドが内側に入っており、このおかげもあって、カカトはぴったり収まります。このパッドは邪魔にはなりません。なので、カカトから中央部はきっちりと収まって、甲の部分がやや遊びがある感じです。アッパー素材は蒸れる事はありません。高級感あふれるメッシュ素材です。

IMG_20210105_203435915

 この靴でジョギングした時に、キンバラで4km、フリーダムISOで4km、ライドISOで3kmと続けて走りました。比較するためです。

 キンバラの特徴は、何といっても着地のソフト感です。わずか23mm-19mm、4ミリドロップの薄底で、このスーパーソフト着地は異常です。ただ、なんか気にいらないんですよね、この素材感。極一般的な素材のEVAなのでしょうけど、すごく塩化ビニールっぽい、ソフトビニールっぽいんですよね。塩化ビニールと言うと、昔、幼稚園児や小学生低学年だった頃、沢山持っていたウルトラマン兄弟とか、ヒーローもののソフトビニール人形をイメージしてしまうんですよね。要は安っぽいと申しますか。EVAは、エチレン酢酸ビニルなので、ビニールっちゃビニールなのですが、この質感は今まで全く経験がありません。

 着地が柔らかいのなんの。ペースは6分半でも6分でも、5分半でも、全く変わりません。同じソフト感です。どのペースで走っても、非常に柔らかいです。ただし、同時にどのペースで走っても、反発はあまりと言うか、ほとんどありません。吸収をして終わりという感じです。

 ドロップが4mmと少なく、跳ね返りは少ないので、自分の足でガシガシ走っていかないと前に進んでいきません。故に、このシューズは楽に効率よく走るシューズではなく、この靴を履いて走ると、けっこうキツいけど、終わってみたら自然と鍛えられていた。と言う性格のシューズです。そういう意味でも、ナイキのフリーランと目的は似ています。履いて楽しい。ルンルンな気分になると言うのはありません。

IMG_20210105_203518517
 
 このシューズはその日の走る目的をはっきり意識して、短時間で集中して走るのに適しています。10キロ以上はおすすめできません。3キロ走っただけで、ジワ~っと疲労感が湧き出てきます。

 サッカニーのランニングシューズは、ことごとく真ん中寄りが無いと言うか、比較したフリーダムISOと比較してこのキンバラは最左翼的な存在です。フリーダムは最右翼的です。その理由と言うのは、フリーダムは、ものすごくウエットです。後で説明します。キンバラは、着地から何からものすごくドライです。これはアウトソールのラバーがほとんど無く、ミッドソールのEVA+が剥き出しになっていて、ミッドソール素材で着地するからだと思います。本当に乾燥したドライなシューズです。

IMG_20210105_203331230

IMG_20210105_203303889

 この靴の良さは、ライドISOも、フリーダムISOも同じなのですが、ど真ん中のミッドフットで着地をするのが一番気持ちが良いので、逆にいうとカカト着地が気持ち悪いので、フォーム矯正的な効果があるという事です。この効果は、ブルックスではレビテイトしかありません。なのでその矯正効果が良いのか悪いのかはよくわかりません(笑)。

 また、抜群のクッション性があるにも関わらず、薄底でシャンクが入っていないので、地面の状況は良く解ります。びみょうな凹凸を敏感に足裏で感じ取れます。ミッドソールは非常にフレキシブルでネジレに対しても柔らかく曲がります。非常に軽いので、登坂はスイスイ登っていきます。

キンバラ11(青)と、キンバラ10(黄色)の比較
IMG_20210101_183058779
ヒールのデザインが違いますね。11は高級感があります。

IMG_20210101_183116840
10は内側にパッドがあります。

IMG_20210101_183128813
アッパーの素材は、10も11も、質の高い素材を使用して、好印象です。

IMG_20210101_183153317
裏はほとんど同じですね。

IMG_20210101_183825748
11は、パワーランと言いますが、部分使いだと思います。




さて、このキンバラ10の、塩化ビニールみたいな、安っぽい感じの素材があまりに珍しかったので、ABCで物色すると、あるわ、わるは、色々なメーカーがほぼ同じ素材のミッドソールのシューズを出していました。

IMG_20210108_171128592
IMG_20210108_171135658
このニューバランスは、本当にそっくりの感触でした。ほぼ同じだと思います。


IMG_20210108_171201919
IMG_20210108_171208143
このアシックスの素材も、ほぼほぼ同じ素材でした。質感と言い、曲がり具合といい。

 なので、このキンバラ10のEVA+と言うミッドソール素材が、異常にソフトな着地と言えど、特別に珍しい素材でも何でもないのが解りました。他のメーカーで見ると、決してフラッグシップモデルに使われているわけではなく、どちらかと言うと安かったり、特売で売られているような靴に使われている感じがしました。

 
 ここまで、あまり良い事を言っていませんが、2~3日前に買ったサッカニーのライドISOは、通勤用シューズ(靴を忘れても皇居で走れる通勤シューズ)に降格が決定で、このキンバラで平日の普通のギョグに使用する予定です。ピッタリだと思います。








トレラン(マラソン)大会中止、返金無しに一言

どの会社とは言いませんが、トレラン大会ですけど、本当にヒドい会社があるものです。

 台風やら、コロナが始まった当初はいいですよ。大会中止です。返金ありません。しょうがない。諦めもつきます。それでも、一般に商売をやっている人なら解りますよね。これは、サービスに対する現金の先払い。こんな美味しい商売は無いですよね。この世の中に。

 で、お金は払いました。しかし、コロナでサービスは提供できません。

常識的に考えたら、こうなりますでしょう。
①頂いたお金は全額返品します。
②頂いたお金から、経費でかかった分を差し引いて、返金します。

当然ですよね。で、ちゃんとこういう事をされてる大会さん、会社さんは、沢山あります。
本当は、こういう常識的な運営をされている会社のリストを作らないといけないんですよ。シューズのリストなんか作っている場合ではない。


 昨日、あるトレラン大会の運営会社が、1月17日に参加を予定していた千葉県のトレラン大会の中止を発表したのですが、返金なし。振替も無し。この会社は酷い。特にこの大会の返金無しは酷すぎる。

 なぜなら、募集を始めたのは去年の11月6日ですよ。しかも、その千葉県の大会を突然3つ企画して、3つコンプリートできたら賞品が出るように、参加を促してですよ。しかも、中止になった1月17日の大会は、午前と午後に分けて、健脚自慢は両方でてみろと、午前と午後、両方の料金を設定しています。

 この会社は、詐欺でしょ。金銭を受領したのであれば、同等のサービスを提供するのは、日本全国、世界中どこでも、常識ですよ。しかも、去年の11月6日に募集をかけるって事は、この事態を予測できてないのは、主催会社の責任でしかないのですから、返金しないと詐欺ですよ。コロナだ台風だって、昨日今日始まった出来事じゃないですよね。もういいかげん十分すぎるほど経験を経ているわけです。

 去年の秋、実はこの会社に、ダブルブッキングで間違えて大会の申し込みをしたので、返金はあきらめるから、他の大会に振り替えてくださいとお願いしても、断固受け付けませんでした。こんな馬鹿な話って、普通に物を仕入れて販売している一般常識的な人、会社には通用しませんから。


 まぁ、こんな不人気ブログ、だれも読んでないと思いますが、トレラン(マラソン)大会運営会社さんに希望する事は、

①、募集締め切り日時までは、キャンセルを受け付ける。
②、大会の開催、もしくは中止が決定するまでは、支払いを待つ。
③、延期の場合は、参加するか、キャンセルするかの選択肢を与える。キャンセルの場合は返金。
④、中止の場合は全額返金、もしくは、経費を除いた額を返金


ランネットさんでも、スポーツエントリーさんでも、何処でも良いので、
A) これまでに上記のような良心的な対応をされた会社をリストアップして、その良識的な対応の内容を公表する。

B) コロナで中止が予測されるにも関わらず、いかなる理由があろうと、返金も振替も何も受け付けない、ブラック対応な主催者を公表する(そうしないと正直で良心的な会社が浮かばれませんでしょ)。

C) 一番大事。今後の募集に対しては、主催者が中止の際に、どのような対応をするのか解りやすく明記する。
これは、やって頂きたいです。


 本当に、こういう全国民が苦しんでいる危機にどさくさに紛れて詐欺まがいの大会運営をしている会社の大会には参加したら駄目だと思います。


unnamed






2021年01月04日

サッカニー/スイッチバックISO・レビュー クロカンコースを走ってみた

 サッカニーのカーボンプレートシューズ、エンドルフィンプロを購入して以来、サッカニーのシューズにドハマりしております。
 
 しかしながら、サッカニーのシューズを調べようにも、圧倒的に情報量が不足しています。色々と調べていくうちに、サッカニーはトレランシューズも作っているのが解りました。ご当地アメリカのランニングシューズのインターネットサイトを除くと、サッカニーのトレランシューズの評価が、けっこう高いのに驚きました。更に驚いたのはアシックスのトレランシューズの評価も相当高いと言う事です。例の千葉・柏のアルペンでアシックスのトレランシューズがめちゃくちゃ安かったのを思い出して後悔しております。

 サッカニーのトレランシューズの話に戻りますが、やっぱり試してみたいと思い、トレランシューズこそ自宅で置き場に困り、店が開けるほど持ってはいるんのですが、ダイアル式のBOAシステムの型落ちが非常に安くなっていたので、ABCで購入してみました。
 


fotor_1609748300013



スイッチバックISO
重量:278g
オフセット : 4mm  (22.5mm-18.5mm)
構造:FORMFIT構造(インソールとミッドソール下層の間にEVERUN素材がインソール上層として挿入)
アッパー :ISOフィット ボアダイヤル (ISOFIT dynamic upper with BOA lacing system) 
ミッドソール上層:EVERUN エバラン
ミッドソール下層:EVERUN エバランフルレングス
アウトソール:dual-density, grippy and tacky PWRTRAC rubber, XT-900


このトレランシューズの特徴は

① BOAシステム(ダイアル式)で、ヒモを締められる事
② ドロップが4mmとフラットに近い。サッカニーらしい。やや薄底
③ フルレングスでエバランミッドソールを使用


インプレッション

 ダイヤルをカチカチ回すボアシステムと言うのは、実は慣れておりまして、その昔、ゴルフとか言うちっちゃい球を叩いて遊ぶ道楽をたしなんでいた頃、フットジョイなる有名なゴルフシューズ屋がありまして、そのメーカーのゴルフシューズで、好んでボアシステムをチョイスしておりました。そのゴルフなる危険極まる道楽ですが、スパっと足を洗う直前はハンディキャップ3まで登ったのでした。なはは。ま、その話は置いといて

 このボアシステムと、トレランシューズの組み合わせは絶対に有りだと思うのですよ。トレランは、下りが長く続くのであれば、シューレースをきつく結びなおしたいわけです。親指の爪が当たって内出血で黒くなりますので。登りと平坦なところはそれほどキツく結びたくない。また、50キロを超すような大会では、後半に足がむくむので、ヒモを緩めたいところ。でも基本的には手袋をしているし、ゲーターだなんだと、重装備をしていると、まずヒモを締めなおす作業はしません。で、どれだけこのBOAシステムが便利に活躍してくれるのか、本当に相性が良いと思います。BOAに関するリンクを貼っておきます(リンク)。

IMG_20210104_105508467_HDR

 このBOAシステム、サッカニーのISOと相まって、めちゃくちゃ良いですね。ぶっちゃけ、これで5489円は無いね。これは頻繁にクロカンに行く人とか、頻繁にトレランに行く人には本当に便利ですよ。私は頻繁にクロカンにもトレランにも行くので、ちょっと手放せないレベルですね。しかも、あくまで私個人の好みなのですが、めちゃくちゃ格好良い。本当にこれを買って良かったと思います。このシリーズは、既にスイッチバック2と言う最新の型が出ていますが、ヒモが甲の中央ではなく、横で締めるタイプになっています。個人的には絶対に中央で締めるべきだと思います。ISOなら尚更。
boa-switchback-bnr

 
 足を入れた感じは、甲からつま先にかけて、幅が広い。やや余裕がある感じですね。4mmドロップと言い、甲の部分の余裕と言い、なんだかALTRAに似ちゃってますけど、偶然そうなったのでしょう。この日は千葉市、検見川の東大グランドのクロスカントリーコースを走っていたので、山の中におけるアウトソールのグリップの良さうんぬんは解りません。が、土の上はけっこう走りまして、アウトソールのラグの突起が小さくて細かいので、かなり土で目詰まりします。なので、すこし緩くなっている土の上や粘土質の土の上を走ると、目詰まりが起きると思っていた方が良いです。
Switchback-8-e1550033883157

 高級感溢れる、フルレングスでのEVERUNですが、クロカンの芝の上では当然ですがそれほどの恩恵を感じる事ができず、但し、22.5-18.5mmのやや薄めのソールに4mmドロップは、素足感覚とまではいかないものの、足袋を履いているような、地面の凹凸をダイレクトに感じられるような、まさにALTRAっぽい、嫌いじゃない走り心地でした。最近はクロスカントリーと言えば、モントレイルの、フリューイッドフレックスFKIⅡか、ログFKTⅡで走っていたのですが、一番速く走れるのはログFKTⅡで間違いないです。軽量、10mmドロップ、ほぼほぼランニングシューズです。このスイッチバックISOは、そういう系のシューズでは無いのですが、たまにぬかるみを避けて舗装路を走ると、パンパン跳ねてぐいぐい前に出て良い走りをします。そう考えると、トレランの大会でも、舗装路の比率が高く、比較的距離の短い大会であれば、試合でも使えるのかも知れません。しかしながら、ベストの使い方は「足を作る」と言う、トレーニングアイテム的な使い方が良いと思いました。


21-01-04-17-17-03-799_deco


 何しろ、ダイヤル式のBOAは超便利。加えて、4mmドロップのナチュラル感、300gを切る軽量シューズ、舗装路でもグイグイ前に出る走り。

 これを買わずして何を買う?と言ったところですが、既にABCでは売り切れていました。と言うまたまた完売のオチでした~(笑)。

2021年01月01日

サッカニー/ライドISO・レビュー デイリートレーニング(ジョグ)で走ってみた

  サッカニーのカーボンプレートシューズ、エンドルフィンプロを購入して以来、サッカニーのシューズにドハマりしております。エンドルフィンプロ以降に購入したランニングシューズは、エンドルフィンシフト。これは3月14日の茨城鹿行ウルトラマラソン100km用に購入したシューズで、今期の大本命の大会でもあります。

 その後は、最新ばかり買ってられないので、型落ちで何足か購入しました。まずライドISO、スイッチバックISOボアシステム、キンバラ10、フリーダムISO2を購入。エンドルフィンシリーズに始まり、最新のサッカニーのミッドソールは、”パワーラン+”と言う素材を使用しております。エンドルフィンプロに関しては、その中でもパワーランPBと言う、さらに軽くて反発の良いもの、エンドルフィンシフトに関しては、パワーラン+をやや硬めにチューニングしたものになります。

 サッカニーの代表作、フリーダム3、キンバラ11、ライド13、ガイド13、トライアンフ17,18、ハリケーン22と言った最新の型のミッドソールには、フルレングスもしくは部分使用で、このパワーラン+と言うミッドソール素材を使用しています。対して、私が型落ちで買ったライドISO、スイッチバックISOボアシステム、キンバラ10、フリーダムISO2は、"エバランeverun"と言うミッドソール素材をフルレングス、もしくは部分使いで使用しています。これで、理論上は最新のパワーランPB、パワーランプラス、そして一つ前のエバランのフル使用、エバランの部分使用、すべてを履き比べする事ができる事になります。

 私もかなり調べましたが、”サッカニーのランニングシューズのラインナップはとにかく解りにくい”。なので、現在サッカニーランニングシューズの大相関図を作成していますので、大いに期待して待っていてください(笑)。

 サッカニーのランニングシューズをさらに分かりにくくしているのが、FORMFITと言う構造で、これは何かと言うと、ミッドソールと、インソールの間にEVERUNや、パワーラン+の薄いもう1枚のシートがミドッソソールの上層として貼りついているのです。

formfit_750x375
 ただでさえ分かりにくいのに、更に頭を混乱させるのが、エバラン、パワーラン+でも、ミッドソール(下層)においてフルレングス使用の場合と、カカト部分の一部埋め込み使用があって、その場合はミッドソールは、基本的にEVA素材なのですが、EVAでも軽量化や反発を高めたものなどが、多種あるようです。そのリストは、ここにリンクを貼っておきます(リンク)。

bigbnr-everun

 しかしながら、素材の名前やら構造やらを細かく知って、だからなんだ?と言う話になって、いくら高価で高性能な素材であっても、実際に走ってみて走りずらかったり、目的や用途に合わなかったりしたら意味はありませんし、逆もしかりで素材が何であろうが、無頓着であったとしても、ちゃんと走れて用途や目的を達成できればそれでよいわけです。

 とは言え、男という生き物は物にこだわる、固執する層がどの分野にも必ずいるわけで、そういった方々の情報源と申しますか、嘘や偽りを述べず、客観的なインプレッションを書ければと思っております。とにかく、そのサッカニーランニングシューズ相関図は、早急に仕上げる予定ですので期待していてください(笑)。


前置きが長くなりましたが、ライドISO1のインプレッションです。

 ライドは、サッカニーの主力商品の一つと呼んで良い商品だと思います。そもそもサッカニーはレーシングシューズ屋さんでは無く、日々のジョギング、練習シューズ屋さんです。エンドルフィンシリーズは、異質な部類に入ります。私が主力と呼ぶ所以は、これはブルックスと同じなのですが、プロネーションのサポート無しと、サポート有りで、対になっています。

 フリーダムに対してリバティー、ライドに対してガイド、トライアンフに対してハリケーン、あとはBorn to runの流れで始まったキンバラは対になっておらず、その中でも「ライドとガイド」、「トライアンフとハリケーン」、このセットが主力と言って間違いないでしょう。

 なので、とりあえずサッカニーを買うとするのであれば、レース用でエンドルフィンシリーズ、デイリーユースでライド(ガイド)か、トライアンフ(ハリケーン)、を抑えるのが王道で、次にフリーダム(リバティー)、キンバラ辺りになるかと思います。他に良さそうなトレランシューズも沢山ありそうですが(笑)。

なかなか、ライドのインプレッションに移れません(笑)。


ride ISO


ライドISO
重量:275g
オフセット : 8mm 27mm-19mm
構造:FORMFIT構造(インソールとミッドソール下層の間にEVERUN素材がインソール上層として挿入)
アッパー :ISOフィット
ミッドソール上層:EVERUエバラン
ミッドソール下層:Powewrform
アウトソール:iBR+


ABCマートで、ライドISO2右と、ライドISO1左を徹底分析(笑)。当然1の方が3000円ぐらい安い(笑)。
IMG_20201230_194146581

2上と、1下では、素材もほとんど変わらない。てか同じ。ただISOの切り込みが違う。
IMG_20201230_194157062

良く見ると、ライドISO1の方が2よりも、よりコストがかかっているのが解る。
IMG_20201230_194204516

結局、ライドISOの1(左下の黒黒)を購入しました。今ならABCでお買い得ですよ。
IMG_20201230_194224228


ISOフィットに関して語らなければなりません。お暇な方はこのリンクを読んで頂ければよいと思うのですが(リンク)、シュータンがくっついていまして、靴下を履くような構造になっています。とは言え、コンプレッションが効くほどではなく、ブカブカです。でもアッパーが1枚と言うか、シュータンが独立していなくて筒状になっています。ヒモを通す穴は下の写真のように切れ込みが入っていて、局部的に圧がかかって足の甲が痛くなるような事がなく、甲全体に均一に圧がかかる感じです。切れ込みが入っているせいか、つま先立ちのように甲にシワが寄るような状態においても全く違和感がありません。
IMG_20201230_203510910

と言う事で、この靴の特徴は
① ISOフィットを搭載している事
② 8mmドロップで、極普通のドロップ、27-19mmと、厚くも薄くもない。普通。
③ Formfit構造で、ミッドソール上部にEVERUNを使用
であります。ガイドサポートはありません。


ようやく、インプレッション(印象)

 ISOフィット、感激するぐらい良いです。ものすごくよいです。何が良いかと言いますと、今までランニングをする時に、足が離地する際に、シューズの重さが足の甲にかかっていると、感じた事など、生まれてこのかた1度もないと思いますが、この靴は感じます。シューズの重さを甲で感じて、良いのか悪いのか?全く分かりませんけど、ものすごく気持ちよいですよ。超快適です。あのナイキのズームXヴェイパーフライネクスト%のシュータン、シューレースの痛さ、気持ちの悪さと比べたら、まさに天国と地獄、もしサッカニーの靴で欲しい型があって、ラインナップでISOが有る場合、間違いなくISOをお勧めしますね。それぐらい良いです。ISOを試したい方は、2021年1月現在、ライドのISO1が最安になっているので、是非オススメです。


 ミッドソールの跳ねは、これは癖がありますよ。万人にうける跳ねでは無いです。最新のパワーラン+とは、ちょいと味付けが違います。レスポンスと言うか、反応が若干遅いです。で、ボソっと入っていく感じです。ブルックスしか比較に出せないのですが、ブルックルでいうレビテイトの反応に似ていますね。ゆっくり走ると、ボソッ、ボソッっと、雪道で埋まっていくかのような感覚。が、これまたレビテイトと酷似しているのですが、ペースでキロ5分ぐらいまで上げると、急激にレスポンスが良くなってきて、ISOの心地よさと相まって、走るのがものすごく楽しく、軽快になってきます。そうですね、ペースでキロ4分40秒~5分30秒ぐらいが一番ポテンシャルを引き出せるのではないでしょうか?それよりも遅く走ると、接地がすっごく硬く感じますよ。けっこうカチカチです。


 ただ、個人的には自分のジョギングペースがど真ん中のストライクゾーンなので、この値段でこのクオリティーか!と、大満足なのであります。ハマる人にはドはまり、外す人にはけっこう外すかも?しれません。また、最新のパワーラン+のミッドソール搭載モデルは、もっと対応ペースの幅は広がると思いますが、ターゲット層は同じような気がします。イメージ的には、仕事をしている社会人で、ランニングにそれほど時間をかけられないので、平日に5km-10km、さっと走ってさっと上がるような使い方にピッタリだと思います。



余談ですが、1月1日に、昭和の森で初日の出ついでにクロカンを走ったのですが、試しにライドISO1で走ってみました(笑)。

21-01-01-14-13-16-253_deco
クロスカントリーでは、この靴は使用しないほうが良いです(笑)。舗装路で使用したほうが良いです(笑)。



fotor_1609453241495


本年も、よろしくお願い申し上げます。